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中山間地域を学びの場に!課題先進県の高知こそ可能性がたくさんあるNPO法人土佐山アカデミー 事務局長内閣府地域活性化伝道師吉冨慎作 中山間地域を学びの場に!課題先進県の高知こそ可能性がたくさんあるNPO法人土佐山アカデミー 事務局長内閣府地域活性化伝道師吉冨慎作

高知市北部の土佐山地区(旧土佐山村)は、市内を貫流する鏡川の源流域にあり、約94%が森林という自然豊かな里山。明治の自由民権運動時代から根付く「学びの村」でもある。坂本龍馬好きが高じて高知市に移住したのが、「土佐山アカデミー」で事務局長を務める吉冨慎作氏。地域の課題を資源と捉え、ワークショップや中・長期の研修を定期的に開催し、さまざまなプロジェクトを通じて都会と地域の人々の交流を図りながら、仕組みづくり、仕事づくり、人づくりに取り組んでいる。研修を経て土佐山に移住する人も年々増えてきた。高齢化率が全国比で10年先行し、”課題先進県“といわれる高知で、地域の課題にチャレンジすることに魅力があるという吉冨氏。彼が目指す地域づくりとは―。

社会的な最先端の課題を抱える高知。だからこそ、チャレンジするオモシロさがある

Q高知への移住を考えたきっかけは何ですか?

吉冨移住前は、福岡で外資系広告代理店に勤務していました。東日本大震災が起きて、進行中の大きなイベントがすべて自粛となるなか東京の輪番停電のニュースを見ながら、広告って電気がないとできないものすごくもろいものなのかな?と考えたんです。震災の翌年にたまたまこの土佐山アカデミーの職員募集告知を見つけたんですね。高知県は全国のなかでも高齢化率が高く、人口の自然減も多くて課題が山積みでしょ。社会的問題からいえば、高知は東京の真逆にあるわけで、いわば、高知県が抱える課題は最先端の課題。そこでの“アカデミー”という仕事に興味を持ったんです。何かおもしろそうなことができそうだなって。龍馬ファンとしては高知で働けるチャンスですから(笑)。

Q実際に高知へ移住してきていかがですか?

吉冨自宅は高知市内の市街地にあるので、車で20分くらいかけて土佐山に通っています。移住した当初は、家族をおいて僕だけ先に高知に来たので、3,4カ月ほど土佐山に住んでいました。知り合った土佐山のおじいちゃんの家に泊まらせていただいたりしてね。山の暮らしというのは、もともとボーイスカウト活動の経験もありましたので抵抗感もなく、僕自身はワクワクしていました。土佐山に暮らす人たちと一緒に山を歩いたりご飯を食べたりするだけで、いろいろ発見があって楽しい。市街地と山を行き来できるというのが良くて、ワープというかタイムスリップというか、その切り替えが楽しいんです。高知市は県庁所在地ですから最低限のモノは揃っているし、高知観光の中心としても賑わっています。なのに20分でこういった山や森の中で過ごすことができる。まちの賑やかさと山の静けさのどちらも楽しめるというのが、この土佐山の強みだと思いますね。

最初の課題は、「学びの場」を如何にビジネスに変えるか-。

Q吉冨さんが土佐山アカデミーに入られてから、アカデミーの事業で変わった点はありますか?

吉冨アプローチが変わってきたというのかな、変化していますね。当初は“サステナビリティを学ぶ“というコンセプトで立ち上がりました。土佐山に3か月間滞在し、フィールドワークと座学を繰り返すようなプログラムでした。設立の1年後に僕が入り、サステナビリティのプログラムもやっていましたが、それだけではビジネスにならないんですね。社会的にみれば良い活動ですが、”学び“であってもそれで稼ぐのは難しい。じゃあどうする?というので試行錯誤の末、いまの事業形態に変化してきました。地域の課題を”資源“と捉えた学びの場をつくり、収益を得る。アカデミーは当初は100%補助金が入っていましたが、いまは25%以下になりました。時間はかかりましたけどね。

Q吉冨さんが最初に手掛けた企画はどのようなものですか?

吉冨僕が最初に実施した企画は「知事コン♡」。高知県知事とコンパみたいなコンペをする企画で、東京で開催しました。「高知県に移住したら、こういうことをやって高知を盛り上げたい」というアイデアを知事に直接プレゼンして、知事が気に入ったら高知に“お持ち帰り”というコンペというコンパ(笑)。参加者は移住を検討している若者たち。知事に赤いバラを持っていただいたキービジュアルを作って募集をかけたんです。けっこう集まって、いろいろなアイデアが出ました。そのなかで、ある男性のアイデアが面白かったので彼を高知へ連れて来て、改めて知事といろいろ話をしてもらったんです。政策にも生かされましたよ。知事も快く企画に参加してくださるのでありがたいですし、懐が深いなと思いますね。もともと僕が高知と深くつながってきたのは、僕が龍馬を好きだからで、福岡にいるときに「龍馬街道」というポータルサイトを立ち上げて勝手に運営していたんです。そのとき、“龍馬に年賀状を届ける”という企画を立ち上げ、そのイベントのときから知事とは交流がありましたので、「知事コン♡」を思いついたときも遠慮なく提案してみました(笑)。僕の企画はいつもそんな感じでスタートします(笑)。こういった企画から、徐々に学びの場をビジネスに変える仕掛けをつくってきたという感じですね。ちなみに、知事コン企画の”お持ち帰り”用の航空券は、JALさんからご協力をいただきました!

地域課題を教材に変え、中山間地域を“学びの場”に変える

Q土佐山アカデミーの研修やワークショップには、どのようなものがあるのですか?

吉冨いろいろあるのですが、起業家支援として2014年に開始したのが、土佐山内をフィールドにした「EDGECAMP(エッジキャンプ)」という“過疎地特化型起業家養成プログラム”。「雇用はないけど、仕事はつくればある」という考え方と、「現場にあるものをお金に変えていく」という発想で、仕事の作り方を学ぶ6か月の滞在型研修です。土佐山は典型的な中山間地域ですから課題がたくさんある。土佐山の課題を教材に、起業を目指している都会の人にフォーカスして、空き家に泊まってもらいながら起業ノウハウを学んでもらいます。各地で活躍する起業家が講師なので本格的ですよ。ただ、去年からは滞在型ではなく、月1回の開催で進捗を管理する“通いプログラム”に変化しています。何故なら、土佐山に滞在できる空き家がなくなってしまったから(笑)。僕たちが確保していたシェアハウスは、移住者で全部埋まってしまったんです。これはこれで嬉しいことで、移住者は6年程で延べ50名を超えました。

事業フィールドを高知県全体に拡げたのが、「NARIWAI STARTUP SALON」。高知県の中山間地域にある課題や資源を持ち寄って、過疎化が進む地域で暮らすための生業(NARIWAI)を模索し、実践しながら学びます。研修の修了者とも交流は続いていて、僕たちが東京でイベントを開催するときの企画に絡んでもらえることもあるので、地域と都会の人たちとのネットワークをつくるうえでも、移住施策のうえでも、こういった事業が生きています。

Q企業研修も増えてきているのですか?

吉冨空き家を改装したシェアハウスがあるし、1週間程度なら滞在も可能なので企業研修には力を入れています。いつも会議室で唸っている人たちが自然の中に身を置いて、発想の場を変えて見る。環境が変わると価値観も変わりますからね。大きな組織になると、効率優先とかコストパフォーマンスがどうだという話になるでしょ。でも、生活のリズムをちょっと自然に寄せることで、発想もシンプルになるんです。暑いから日陰に入ろう、日が暮れたから仕事を終わろうとか、そういう自然体で仕事をして、有るものは大事にする、ないものは自分でつくる、生えてくる以上のものは切らないという、こういった“大前提”のなかで仕事をすると効率云々ではなく、この状態、環境で考えたアイデアが目の前の自然にとって本当に良いかどうかなんです。シンプルでしょ。僕も経験したことがあるのですが、環境を変えようと沖縄に行っても結局ホテルの会議室にいて、「アレ?なんか違う」ってことありませんか?川に足を入れてブレストしたり、山の景色を眺めながらパソコンを開くというのはいつもと違うアドレナリンがでて、発想が豊かになる。と、研修された企業の方たちからよく聞きますね(笑)。

Q子どもたちが参加できるプログラムはどのようなものがありますか?

吉冨「森の子ども会議」というものがあります。アイデアを出し、合意形成や地域の巻き込み方など、課題解決に取り組むリーダーシップ育成がねらいです。高知県教育委員会認定の「次世代リーダー養成プログラム」になっていて、小学生から大学生までが参加します。「山に人が入らなくなり、山がどんどん荒廃していく。山に人を呼び込むにはどうすればいいか」という山里が抱える課題がテーマです。

例えば、昨年実施したのが“巨大ブランコ”作り。放置されて荒れた竹林対策と山への誘客という2つの課題解決策として、小学生のアイデアで生まれました。太平洋を見渡せる標高700メートル超の山腹に、高さ約8メートルの竹製巨大ブランコを作ったんです。地元のおじいちゃんの私有地を借りて、そこを整備し、竹林から竹を切り出してロープで組み立てる。何故ブランコなのか?というと、「ブランコがあれば友達も親も呼べるから、山に人が来る」って(笑)。高校生が高知県中のいろいろなところに電話して、「こういうブランコを作れる人はいませんか?」と探し、日程や謝礼の交渉もやります。大学生は全体のファシリテーター。完成していちばん喜んでブランコに乗っているのは大人たちですね(笑)。誘客につなげるという課題は残っていますが、私有地にあるので一般公開はちょっと先。いまのところは研修などで土佐山に来た人たちだけの癒しの場所です(笑)。

Q行政の研修も請け負っているそうですね?

吉冨地域課題を教材にする研修は、もともとは高知県庁の職員研修から始まりました。「地域の課題を五感で感じる2日間」という研修で、今年で5年目、研修者は延べ60人程になりました。開始したきっかけは、僕の文句から(笑)。「机のうえで設計された補助金の使い道がどれだけ意味がないか」というのを県の人に話したんです。“空き家活用の補助金”というものがあるのですが、改修の工務作業には補助金はでるけどゴミ捨てにはでない、ゴミ捨ては自分でお金出してくださいっていうわけです。それで「ちょっと待った!」と(笑)。ほとんどの空き家は、住んでいた人の生活道具などがそのまま残った状態で放置されているので、僕のイメージでは空き家改修というのは6~7割がゴミ捨てなんです。それで、「ゴミ捨てにおカネをださないで空き家活用を補助しています、というのは違うでしょ」と言ったら、「確かにそうですね、じゃあそれを研修しましょう」ということになって(笑)。“空き家を活用するためにゴミを捨てる”という実体験とその課題の本質を追求する研修ですね。結果的に、県庁職員は現場を学べる、地域はゴミが片付く、僕たちは研修費を得る、という3方良しのスキームが組めました。ですから、僕たちが実施する研修はすべて地域の課題が教材になっています。“地域の課題を教材にして、中山間地域を学びの場に変える”というのが僕たちのミッションですね。
高知県からは、県内の中山間地域の人たちと行う「高知地域おこし未来会議」という委託事業も2016年から受けていました。県内の地域おこしを活発化させるために、みんなで地域のこれからを話し合う会議で、これまでに県内13か所でフィールド・ミーティングを行ってきました。去年はこたつを囲んだ「高知家こたつ会議」と銘打って開催し、年齢や仕事も関係なくみんなでまちづくりについて考え、交流を図っています。かなり盛り上がりましたよ(笑)。

地元の人たちの協力があるからこそ、学びの場が充実

Q土佐山の住民の方たちとの関係性も重要ですね。ご苦労されたことはありますか?

吉冨苦労というのは特にはないですね。企画内容を相談するといろいろ教えてくださいますし、いろいろと力を貸してくださるのですごく助かっています。例えば、地元の人たちを交えた学びの場として、毎年続いている「そうめん流しチャレンジ」というのがありますが、実施するには竹の切り出しからさまざまな準備まで、地元の人たちの協力なしではできないんですよね。これは、竹林が拡大しすぎて困っているので“竹を活用する”という課題と、急斜面すぎて“効率の悪い棚田”という現状のなかで、“最速のそうめん流し”をするというアイデアは実現できるのか!?という、遊びのようで実は学ぶというもの。地域の現状と課題を知り、資源の使い方、アイデアを実現するには何をどうするのか、という学びがあります。これは大人たちも楽しみながら本気でチャレンジしています(笑)。今年は本気度をさらに高めようと、流体力学に詳しいJALの整備士さんにもご協力をいただいたんですよね。ありがとうございました。

「土佐山アカデミー」スタッフのみなさん

土佐山アカデミーの事務局スタッフは3名、インターシップを入れて4名なので、地元の人たちの協力は不可欠ですし、みなさんの協力があるからプログラムも充実します。ですから僕たちも、地元の人たちと土佐山に来た人たちが、”ちゃんとつながっている“というのをフィードバックするよう心がけています。地元の人が貸してくれたものは、ここでこういう風に使ってもらえているよ、とか、こんな風に役に立ったよって。月に1回「土佐山アカデミー通信」を発行して土佐山地区全戸に配布しているので、ここにも報告を書いています。土佐山での活動を続けてきて、「あんだけ人が来てくれるとうれしい」とか、「土佐山もいいところなのかもしれんねぇ」と言ってもらえるようになりましたし、自宅のカレンダーに「土佐山アカデミーのイベント」と書いてあるのを見ると僕たちもうれしいですよ。「山の管理が大変だから」と譲り受けた山があるので、この山を活用しようと取り組んでいるところです。

Qプロジェクトを進めるうえで、こだわっていることはありますか?

吉冨僕たちがまずフォーカスしていることは、“遊びと学びの境界線を無くす”ということですね。例えば、鬼ごっこをしているけれど、 “小さい子たちは○回まで逃げていいよ”というルール変更をいつの間にか学んでいるという感じです。本当はすごくクリエイティビティの高い、みんながハッピーになるためのルール作りをしている。でも鬼ごっこで遊んでいるだけで、いつの間にかそこで学んでいる。先ほどの「そうめん流しチャレンジ」も遊びと学びの境界線がないでしょ(笑)。2つめは“学び方の学び”。1から10まで全部を教えることはできないので、「こういうことに気づけるようになったら、もっと自分で学べるんだよ」という、“モチベーションのつくり方”、“視点のつくり方”の学びです。3つめは、“大人の才能の無駄遣い”と言っているもので、例えば、「そうめん流しチャレンジ」では、そうめん流し台を作るために竹の切り出しから加工まで、地元の人たちの技術や知識が結集するし、今年は流体力学の知識を持つJALの方が来てくださった。こういった遊びのような学びの場で、大人が本気になってその能力を使っている姿を子どもたちに見せることで、人を巻き込むと自分が持っていなかった知識が手に入るという視点を子どもたちに持ってもらうんです。“遊びと学びの境界線を無くす”、“学び方を学ぶ”、“大人の才能の無駄遣い”というこの3点は、“味付け”としてこだわっているところですね。

自然があればいいのではなく、“学びのストーリー”が土佐山の強み

Q吉冨さんが目指していることとは何でしょうか?

吉冨僕がということではないのですが、最終的には、地域の子どもたちに土佐山を拠点にしていても東京や大企業と対等にやっていける、というのを証明したいですね。例えば、子どもたちはいつか土佐山を出ていくと思いますが、“みんなと一緒に土佐山で楽しいことをやっていたな”というのが記憶にあって、自分の故郷の魅力を認識し、いつか故郷のために何かしたいと一瞬でも思ってくれたらいいと思いますね。田舎で生まれ育った人は、田舎では何もできないという感覚があるでしょ。でも、こういう山の中でも最先端の課題を資源に変えることで、それを東京や大きな企業には価値を生むために使ってもらえるし、双方がイーブンになる。田舎だからとか都会だからとかというのではなく、どこにいても何かをやろうという気持ちがあれば、どこででもできると思うんです。最先端の課題を持つ高知から最先端の生き方を学ぶ。たくさんの可能性があるので、土佐山も都会と変わらないくらいすごいんだぞ、って証明したいですね(笑)。

Q地域の活性化という点で、吉冨さんが活動していくなかで大事にしていることは何でしょうか?

吉冨ここは都会の会議室で仕事している人たちには非日常でしょ。逆に、毎日自給自足で暮らしている人には、都会の会議室のほうが非日常で、都会で刺激のあるプログラムを受ける方が楽しい。だから東京で仕事をしている人たちには、こちらの非日常空間で肩書やスーツを脱いで、ここで関係性やアイデアを再構築するっていうか、心を解放していくというか、そういう場を提供しているわけですね。でも、自然があればいい、非日常があればいいということではなく、土佐山だからこそ、なんです。土佐山には自由民権運動時代から続く学びの風土があり、「学びの村」というブランドがあります。また、「社学一体」という言葉があり、地域社会で学ぶ、学校で学ぶ、それは一体であるという文化もある。つまり、都会の人たちが学べる場所として土佐山にはしっかりとしたストーリーがある、ということなんです。中山間地域ならどこでもできるかというとできない。土佐山で、150年以上受け継がれてきている学びの村で学びませんか、というのが土佐山アカデミーです。実際に、自由民権運動の「夜学会」を実施していた家も残っていますし、そこを研修で使うこともあります。自然があればどこでもいいのではなく、学びの風土がある土佐山だからこそ、ここで学ぶことに意味がある。こういったことは常に意識して活動してきました。これからもそれはブレないでチャレンジしていきたいですね。

もう一つ。外から来てくれる人は「風の人」、地元の人は「土の人」、それが合わさって「風土」が生まれると、地域おこしの文脈で言われます。僕はそこに、「風」と「土」の間に入って柔軟に形を変えながらその間を取り持つ「水の人」が必要だと言っています。ただアドバイスをするだけではなく、実際にプレイヤーとして関わって行く人です。風の人のセンスや言いたいことも分かり、土の人のセンスや言いたいこともわかる、言わばバイリンガル。僕自身もそうなりたいし、そういう人を育てるアカデミーでありたいと思います。

(2019年10月インタビュー)

  • 鏡川で企画会議
    (高知県庁商工会議部様の研修より)

  • (森の子ども会議2019より)

  • 建築中の「竹小屋」-譲り受けた山と竹の活用
    竹文化を継承するフィリピンのカリンガ族とのワークショップより
    (「EDGECAMP」研修の修了生が企画)

  • 高知家こたつ会議2019
    (高知地域おこし未来会議より)

  • 空き家だった商店を改装した「土佐山シェアハウス」

受賞歴
土佐山アカデミー
  • 2014年 環境省 第1回グッドライフアワード審査委員特別賞「環境と学び特別賞」受賞
  • 2017年 第14回オーライ!ニッポン大賞受賞
  • 2018年 あしたのまち・くらしづくり活動賞 「振興奨励賞」受賞

profile吉冨慎作 (よしとみ・しんさく)
NPO法人 土佐山アカデミー事務局長/内閣府地域活性化伝道師
山口県下関市出身。外資系広告代理店勤務時代に、ポータルサイト「龍馬街道」を立上げ、高知と深く関わる。土佐山アカデミーの想いに共感し、2013年2月高知市に移住。地域の課題を資源としたワークショップや研修を企画・運営し、次々と実施するプロジェクトを通じて土佐山の「学びの村」ブランドを進展させ、地域振興に取り組んでいる。高知県社会教育委員、高知県観光プロモーションクリエイティブアドバイザーなども務め、高知県全体の振興にも取り組む。

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