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田舎の凄さを伝えたい “理屈をこねる前に、まんず動げ!” Yプロジェクト株式会社 代表取締役 「津軽海峡マグロ女子会」青森側とりまとめ役 島 康子田舎の凄さを伝えたい “理屈をこねる前に、まんず動げ!” Yプロジェクト株式会社 代表取締役 「津軽海峡マグロ女子会」青森側とりまとめ役 島 康子

「マグロ一本釣りの町」として知られる下北半島最先端の町、青森県大間町。晴れた日には津軽海峡を隔て北海道南部の海岸を望める本州最北端の町だ。大間町で、まちおこしに奮闘しているのがこの町出身の島康子氏だ。大間町がドラマの舞台になったことから、まちおこしゲリラ集団「あおぞら組」を結成し、さまざまな活動で“マグロの町・大間”をPR。北海道新幹線開通を機に結成した、青森県と北海道南部の女性たちが連携する「津軽海峡マグロ女子会」(通称”マグ女“)では、青函エリアの地域資源や文化を生かしたイベント、体験プログラムを次々と企画・実行し、その活動は多くの注目を集めている。故郷を愛し、パワフルに活動する島氏の原動力、思い描く未来とは―。

劣等感から覚醒した故郷・大間の魅力―おもしろがりたい気持ちがバクハツ!

QUターンしてから再発見した大間の魅力とは?

子どものころは本州の最果てという暗いイメージや田舎くささが嫌で、東京の大学に進学し、東京で就職しました。Uターンは家業を引き継いだというのが直接の理由です。親からそろそろ戻るよう話があったときは仙台で仕事をしていましたが、自分の故郷で何かおもしろいことができるかな、新しいことをはじめてみてもいいかなという気持ちになってきていましたので、躊躇はありませんでした。17年ぶりに戻ってみたら、都会生活に慣れていた自分には故郷が別世界に感じられたんです。まちの人たち、食べ物、言葉遣い、嫌だった田舎くささもすべてが新鮮でおもしろかった。漁師町に暮らす人のたくましさや個性が濃くて、この“濃さ”が大間の魅力だと気づきました。インターネットの時代は田舎も都会もなく、“ここで発信すればそこが世界の中心になる。”と、自分のなかで価値観が変わったとき、“大間で何でもできる!”と目が覚めたんです。まさに覚醒ですね。

都会暮らしで疲れている人たちに、田舎の良さや凄さを伝えたくなり、「ひみつの本州最北端」という自分のホームページをつくって発信をはじめました。誰に頼まれたわけでもなく自分で勝手にまちの人たちを取材して写真を撮ったり、その人の人となりを記事にしたりと、本当に自分の趣味の世界です(笑)。

Qまちおこしゲリラ集団「あおぞら組」を結成したのはその頃ですか?

私は実家の製材所で事務職に就いたのですが、仕事量が多いわけでもなく、私のなかでエネルギーがたまって余りきっていたんです。そんなところに大間がドラマの舞台になることを知り、たまっていたエネルギーが爆発してしまいました(笑)。お正月に友人たちと宴会をしていたとき、「今度ドラマの舞台になるよね、大間が全国区になるチャンスだね、何かおもしろいことやんなくていいのか?」という話から、“やるがっ!”と。自分たちが楽しもうと「あおぞら組」を結成しました。勢いです(笑)。

4月からのドラマ放送にあわせて「あおぞら組」のホームページを立ち上げ、ロケ現場の裏話やまちの情報を絡めた発信をはじめ、観光客が多い8月には「旗振りをやってみよーっ!」と、フェリーターミナルで“旗振りウエルカム活動”をスタートしました。「よぐ来たの~」と大漁旗を振ってお客さまをお迎えするんです。私が子どもの頃は“手を振ってお見送り”というのはありましたが、旗振りはありませんでした。ドラマで旗振りのシーンを観て、ピン!ときたんです。大間出身の主人公がフェリーに乗って大間を出ていくときに、俳優さんが「がんばってこいよぉー」と大漁旗を振って見送るのですが、このシーンの映像と自分が子どものころに手を振っていた記憶がアタマのなかで合体!いまや定番となった旗振りは、ドラマシーンと自分の思い出との合作です。

大間のまちを自慢するユニフォーム ― 「マグロ一筋テーシャッツ」 がバクハツ!

QTシャツなどの商品開発は、やはり活動費を考えてのことですか?

マグロ一筋テーシャッツ

いえいえ、ぜんぜん。活動資金をつくりたいなどの発想ではなく、自分たちが大間を自慢するときに着るもの、ユニフォームのつもりで作りました。Tシャツの胸元に「マグロ一筋」と書けば、着て歩くだけで大間の宣伝ツールにもなるでしょ。私は「マグロ一筋」のロゴマークが気に入っています。魚の絵はヨコ向きに描くのが一般的ですが、これは魚がタテ。大間は泳いでいるマグロではなく、釣り上げられるイメージのほうがみんなの頭のなかに“絵”としてあるので違和感もなくて、むしろピッタリ。あおぞら組メンバーのデザイナーが創ったのですが、出来上がってみると“まさに大間!”。このインパクトはすごいと思いましたね。Tシャツを着て大間を宣伝してもらおうと、東京の旅行情報誌の編集部などにプレゼントとして勝手に送っていました(笑)。地元では町内の漁師さんや影響力のありそうな人に着用してもらったり、地元のイベント時に販売したり、「町民スター化大作戦」と題してまちの人たちがモデルとなったポスターやチラシも作成していたので町内には定着していきましたね。ちなみに大間では“Tシャツ”ではなく、“テーシャッツ”といいます(笑)。

Qこの「マグロ一筋テーシャッツ」は、思いがけない大ヒット商品になったそうですね?

2004年のアテネ五輪のとき、大間出身初の五輪選手が柔道90キロ級に出場したのですが、その選手のご家族や応援団全員が「マグロ一筋テーシャッツ」を着てアテネに行ったのです。その選手の話題がテレビのワイドショーで取り上げられたのですが、これが思いがけないことになりました。応援団の姿がテレビに映って放送されるやいなや、町役場、漁協、商工会の電話が一斉に鳴って、「あのマグロのTシャツはどこで買えるのですか?」と。全部が問い合わせの電話でした。役場もビックリですが、私たち自身が一番ビックリです。しかも皆さんが、「あおぞら組の島さんに電話してください」と返すので、こちらの電話は完全にパンク。受話器を取って、話して切るとまた鳴って。そんな状態の繰り返しでした。しかも対応できるほどの数もなかったので、「大間まで買いに来られる人の分は作ります」と、受注生産にしたのです。でも、大間まで来られない人が大間の知り合いに頼むため、町内の人たちが発送代行者になってしまいました(笑)。自分たちのユニフォームのつもりが、結果的に大間の大宣伝につながった瞬間ですね。

翌年からは販売体制を整え、“大間限定商品”として大間町の店だけに卸しました。儲けたくて作ったTシャツではないけれど、販売することで自分たちの活動資金や地元の販売店に収入が入り、売れれば大間の宣伝になる。であれば、しっかりと事業体制を整えようという結論になったのです。

“おもしろがる心”で地域を元気に!田舎を誇り、大間ファンをつくる!

Q「あおぞら組」としては商品開発がメインになっていったのですか?

“勝手にデスティネーション・キャンペーン”
「オーマの休日」のビジュアル(あおぞら組)

メインではありませんが、商品開発もいろいろと始めました。例えば、大間といえばマグロだから、“5月5日は鯉のぼりではなく、マグロのぼりでしょ!”と、鯉のぼりの代わりとなる「マグロのぼり」を商品化したり、漁師さんたちの“タンスに眠っている古い大漁旗”を再利用したバッグや帽子などの「大漁だべさグッヅ」、脇の下にとげとげのウニをプリントした「ノナ(ウニ)テーシャッツ」などです。こうした商品は、まちの人たちが自分たちのまちを自慢するときのツールになればいい、商品をきっかけに大間ファンが増えればいいという思いからで、「大漁だべさグッヅ」の商品には二次元バーコードが付いているので、大漁旗を提供してくださった漁師さんの情報を閲覧できるようになっているんです。

大間のPRとして、“勝手にデスティネーション・キャンペーン「オーマの休日」”というのも展開しました。“ローマ”ではなく、“オーマ”です(笑)。ポスターを作って町内の施設に貼ったり、動画を作成してネットで配信してみたりと、とにかくおもしろがって田舎町・大間を発信し、マグロで人と人がつながり、まちが元気になること、田舎町を誇ることが「あおぞら組」の活動の軸でした。自分たちが生まれ育った故郷を誇る気持ちが人の心を元気にしていきますからね。

Q「あおぞら組」の活動で、問題にぶつかったことはありましたか?

当時の「なぐすなぢゃ~!大間-函館フェリー存続ゲリラ運動」
ポスター

「あおぞら組」ではありませんが、2008年に大間―函館間のフェリー存続問題がありました。大間町は青森県ですが県内の都市部に行くよりも函館の方が近いので、病院や買い物へ行くときはフェリーで函館に行く人が多かったのです。それが、船は老朽化、赤字航路だったこともあって存続問題が起こりました。「あおぞら組」もじっとしてはいられないということで、まちの人たちと一緒に存続運動をはじめたんです。町民がモデルの“マグロ一筋テーシャッツ”のポスターをこの運動ポスターに活用した“なぐすなぢゃ~!大間―函館フェリー存続ゲリラ運動”です。“なぐすなぢゃ”とは、“なくさないで”です(笑)。地元の高校にも“非公式まちおこしゲリラ部”ができ、高校生たちが中核メンバーとなって頑張ってくれました。なんとか残す方法はないかと、まさに町民全員が一致団結し、船上集会も実施しながら存続問題に向き合ったのです。その危機を乗り越え、2013年4月に「大函丸」という新しい船が大間港に初入港したときは、それこそ500人もの人が集まって旗振りで迎えました。ライフラインでしたから本当にうれしかったんですね。だからこそ同じ問題が起きないよう、函館から大間への観光需要を増やしていかなければという思いがあるのです。

QYプロジェクトを設立したのはこの頃ですか?

そうですね。「あおぞら組」の商品開発部門の収益事業が膨らんだので、法人化した「Yプロジェクト」を2013年4月に設立しました。グッズ販売がメインですが、2015年には地域限定旅行業の資格も取得し、“マグロのまち・大間”を存分に楽しめる「地たび」の企画販売もしています。当社では“着地型ツアー”と言わず、“地たび”です(笑)。例えば、漁師町大間の浜通りを地元ガイドと歩きながら暮らしぶりを楽しむツアーや、チャーターした漁船に乗り込み、大間沖のマグロの漁場へお連れするという、大間ならではの「大間マグロ一本釣り漁ウォッチングツアー」*もあります。こういった大間だからこそできるツアーは今後もいろいろ企画していきたいですね。*時期、諸条件あり。

青函エリアを女性の力で盛り上げたい!“津軽海峡マグロ女子会”誕生!

Q「マグロ女子会」(以降、マグ女)は、どのような経緯で生まれたのですか?

マグ女の道南側のとりまとめ役を務めている杉本夏子さんとふたりで、津軽海峡を盛り上げようと話していたことが最初のきっかけです。道南の松前町で旅館の若女将をしている彼女とは、2009年に観光シンポジウムで出会ったのですが、津軽海峡を挟み、私は北海道を、彼女は青森を眺めて育っていたのですぐに意気投合。お互いに、深刻な人口減と高齢化に直面する地元に危機感を抱いていたこともあり、“津軽海峡はマグロの産地だから、マグロをネタに一緒に何かやろう”と約束しました。

大きなきっかけは北海道新幹線の開通です。大間にしてみれば、県内の主要駅よりもいちばん近い函館市内に新幹線の駅ができるということと、私自身が函館から大間への観光客の導線をつくりたいと思っていましたので、この機会を逃してなるものか!がんばろう!と。新幹線が“動脈”だとすると、その血液が毛細血管である小さなまちまで流れて来ないと、まちが元気にならない。私は大間町に、杉本さんは松前町に、自分の故郷を守るための毛細血管を通したいと思っていました。ふたりとも性格もタイプも違いますが本当に通じ合えるんですね。

Q北海道新幹線開通に向けて、いよいよ活動を開始したのですね?

何かやろう、何かやろうと言いながらもなかなか重い腰があがらず(笑)。いよいよという2014年3月に、地域を盛り上げたいと思っていた仲間を集めて作戦会議を開きました。女性だけで20人程が集まったのですが、作戦会議のはずが結果的にその日が「津軽海峡マグロ女子会」の設立総会となり、マグ女が誕生しました。“マグロ女子会”の名前は私が以前から考えていたもので、“津軽海峡といえばマグロ!たくましく泳ぎ続けるマグロは我々にピッタリなんだから、津軽海峡マグロ女子だべさ!”と、その場で決定です(笑)。

自分達がやりたいことを話し合うなかで、まずはマグ女メンバーたちのお互いの地域を知ろうということになり、「おもてなしツアー」を企画し、マグ女以外の方も参加できる着地型ツアーとして商品化しました。青森では「津軽海峡マグロ女子会と行く津軽半島おもてなしツアー」、道南では「運気あげあげ道南おもてなしツアー」など、お互いの地域を訪ねて結束を固めていきましたね。このツアーは、“もてマグ男発掘ツアー”でもありました。“もてマグ男”とは、おもてなし上手なマグロ男子のこと。訪れた地域でガイドやおもてなしをしてくださった男性に出会ったら、顔に認定シールを貼って“もてマグ男認定!”。北海道新幹線の開通でたくさんの人が訪れる場所でおもてなしができて、輝いている人を掘り起こしたかったんです。津軽海峡圏ではマグ女ともてマグ男がおもてなししますよ(笑)。

マグロのように、たくましく、しなやかに動き続ける。― ミッションは、連携・創造・発信

Q青函デスティネーションキャンペーン(DC)では大活躍されたそうですね?

「マグ女のセイカン♡博覧会」
(2016年 初開催ポスター)

2016年の青函DC記念として、駅弁をマグ女が監修しました。「懐かしの津軽海峡にぐ・さがな弁当」といって、青森の「にぐ(肉)」と、北海道の「さがな(魚)」の両方を味わえる弁当で、包装紙は新聞紙に見立てた“マグ女新聞”です。マグ女のことや弁当のことがおもしろおかしく記事になっているので、食べながらもつい読んでしまうし食べれば美味しい。地元の食の魅力と地域を広く発信できる機会でしたので、メンバーたちとアタマから湯気が出るほど考え、弁当の中身だけでなく包装紙までをトータルで開発しました。記念弁当としては異例のロングラン販売になったのですが、今年の6月末で販売終了となりました。

また、青函DC期間中のイベントとして、12市町村でさまざまな着地型プログラムを体験する「マグ女のセイカン♡博覧会」を企画・開催しました。観光地ではない、あまり知られていない地域やそこに暮らす人たちに光を当て、マグ女のメンバーそれぞれが創意工夫を凝らしたプログラムは35種類。継続を念頭に入れて企画したものなので、いまも毎年9月~11月に開催していますし、なかでも人気のあったプログラムは、年中プログラムとしても開催しています。

Q現在、マグ女のメンバーは何名ぐらいですか?

「佐井村うに祭り2019」に集合したマグ女の皆さん
(下北郡佐井村)

現在は、92名です。青森側が49名、道南側が43名。旅館の若女将、カフェのマダム、旅行プランナー、観光ガイド、銀行員、行政職員など、本業を持ちながらも自分たちも楽しんで地域を盛り上げようと活動しています。当初はネットワークを活用して知り合いに声をかけていましたが、一昨年程前から入会希望者が増えました。入会条件は特にありませんし、津軽海峡圏に住む熱意のある人ならどなたでもウエルカムです。

マグ女のミッションは3つ。1つは「連携」。これは、“人をつなげて道をつくる”ということ。2つめは「発信」で、“地元の人から学び、足元に光をあてる”。3つめは「創造」です。青函エリアを盛り上げるプログラムをたくさん創り、“マグロのように動き続けて津軽海峡圏を元気にする牽引役になろう“というものです。当初はメディア取材も多く、自分たちが取材を受けることで地元のPRにつながることもあって最初の1年は無我夢中でした。いまは無理のない範囲でゆるく好きなように泳いでいます(笑)。

尖った活動で目に見える成果を生む!
誇れる故郷を次世代に残すためにもチャレンジし続ける!

Qこれから取り組みたいこと、また、課題はありますか?

一つはインバウンドの取り込みですね。大間のマグロ漁にはスペインからの見学者も多いんですよ。外国人がいるだけで、“この町も捨てたもんじゃないね!”と、住民の誇りにつながるんです。田舎ですからね(笑)。もう一つは、収益を少しでも上げてマグ女の活動費をつくることです。企画会議で集まるときもイベントに参加するときも旅費や参加費は自費なんです。メンバーのモチベーションを維持し、マグ女の活動を継続していくためにも目に見える成果を生み出し、メンバーたちが自費の持ち出しで疲れないよう最低限の活動費を持ちたいですね。着地型ツアーだけなく、周遊型のツアー造成にも取り組んでいきたい。いろいろと模索中です。

マグ女の活動目的は、「津軽海峡圏に新たな賑わいと豊かさを造りだし、誇れる故郷を次世代につなぐこと」です。人口減や高齢化は避けられないことですが、若い世代の人たちが地元を離れてもいずれ帰って来られる故郷を残したい。自分たちの故郷のためにもチャレンジし続けて、
地元の人たちを巻き込みながらみんなで津軽海峡圏全体を盛り上げていきたいですね。

Q地域を活性化するうえで、島さんが大事だと思うことは何ですか?

地域の力は“筋肉”のようなもので、実際に動かさないとついていかないと思うんです。ですから、自分が大事だと思ってきたのは、“やってみる”ということ、行動することですね。会議で話し合うだけではみんなも疲れて元気がなくなってくる。とにかく少しでも行動に移してみようというのを心掛けてきました。やってみてうまくいかなければ、何が悪かったのか考え、次のアクションを起こす。そういったことを積み重ねていくことで前進できるのだと思います。「あおぞら組」で活動し始めた頃、当時の漁協の組合長がそういったタイプの方で、「まんずやってみるべし!」と声をかけてくださったおかげで前に進み、いまがあります。
“言っているだけではダメなんだよ、小さいことでもとにかく行動しましょう”ということなんですね。“問題を解決したいなら、まんずやってみるべし!”。
逆にいえば、“行動できねえやつが、グダグダ言ってんじゃねえ!”というかんじです(笑)。

(2019年6月インタビュー)

  • 大間―函館をつなぐ「大函丸」

  • ノナ(ウニ)テーシャッツ(Yプロジェクト)

  • マグ女監修「にぐ・さがな弁当」

  • 「クイーンエリザベス号」青森港初寄港にマグ女集合(2019年5月7日)

受賞歴

〔Yプロジェクト〕

  • 2014年 グッドデザイン賞受賞(田舎発信型の縁づくりコミュニケーション「大間町・あおぞら組のまちおこしゲリラ活動」)
  • 2016年 「平成27年度青森県いきいき男女共同参画社会づくり表彰 奨励賞」受賞
  • 2016年 「平成27年度ふるさとづくり大賞・優秀賞(総務大臣賞)」受賞

〔津軽海峡マグロ女子会〕

  • 2015年 「おもてなしアワード2015審査委員長賞」受賞
  • 2017年 「第9回観光庁長官表彰」受賞
  • 2018年 「平成29年度 北海道男女平等参画チャレンジ賞」受賞
  • 2018年 内閣府男女共同参画担当特命大臣表彰「女性のチャレンジ賞」受賞

profile島 康子 (しま・やすこ)
Yプロジェクト株式会社 代表取締役/「津軽海峡マグロ女子会」青森側とりまとめ役
青森県大間町出身。大学卒業後、東京、仙台での生活を経て1998年春、17年ぶりにUターン。大間町がドラマの舞台になったことをきっかけに、2000年2月にまちおこしゲリラ集団「あおぞら組」を結成。おもしろがる心で“マグロの町・大間”のまちおこし活動に取り組む。2013年に「あおぞら組」の収益部門を事業化し、Yプロジェクト株式会社を設立。2014年3月の北海道新幹線開通を機に、青森と北海道道南に暮らす志のある女性たちで「津軽海峡マグロ女子会」を結成し、イベントや着地型ツアー商品の企画開発・実行。故郷・大間の地域振興はもとより、津軽海峡圏全体の観光振興に取り組んでいる。
マグ女のセイカン♡博覧会

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