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秋田県 美郷町

相互交流をより深めるために―
「タイ文化講座」

  • 教育・人材育成
  • まちづくり

海外との文化交流による町の発展と、町の未来を支える次世代に向けた文化講座開催

取り組み背景・地域の課題

秋田県仙北平野の南東部に位置する自然豊かな美郷町は、2015年にタイ・ナショナルジュニアバドミントンチームが当町で合宿したことを契機に相互交流を深め、2020五輪ではタイのホストタウンに登録されています。町内で「タイ王国文化展」の開催や、ノンタブリー県(バンコク近隣)の中学生の相互訪問を行うなど、五輪ホストタウンとしての機運を高めるとともに、町民が“自分たちの町”美郷町に誇りを持って活躍できるよう、タイとの文化交流に取り組んでいます。

取り組み

美郷町の地域活性化に向けた連携協定を締結しているJALでは、タイとの文化交流活動の応援として、中学生を対象に、JAL客室乗務員(バンコク基地所属)による「タイ文化講座」を実施(2018年8月)。挨拶、食文化、寺院でのルールや作法のほか、タイでの学生生活の話題を織り交ぜながら、異文化を知ってもらう機会としました。
JALでは、美郷町のオリジナル品種である白色のラベンダー「美郷雪華」のPRや、“清水の町”としても知られる美郷町の水環境保全として町民とともに清掃活動(年1回)を行うなど、JAL秋田支店を中心に、町民と直接交流を行いながら、美郷町の活性化に取り組んでいます。

美郷町との連携事業

「タイ文化講座」には、生徒たちのほかご家族や町関係者の方たちを交え、約50名が参加。特に、タイの寺院での作法は、寺の多い美郷町との文化の違いを知る機会となり、予定していたタイからの中学生受入れ先での対応や住職への注意喚起につながるとともに、タイ訪問(8月)を予定していた美郷中学の生徒たちにとっても現地における注意喚起につながっています。

  • (左)美郷町 松田知己町長/(右)美郷町教育委員会 福田世喜教育長
地域の声

当町における教育交流は、バドミントン交流をきっかけに、タイ・ノンタブリー県の中学生と相互交流が始まりました。生徒間の交流は未来への懸け橋です。生徒たちには、いずれ社会人になってからのスポーツや文化、経済など数多くの新たな展開の可能性が内在し、子どもたちと地域の未来をつくると考えております。日本航空様には提携協定の締結以来、さまざまな面で町の活性化にご協力をいただいております。これからも子供たちの未来に向けて、日本航空様と一緒に取り組んでまいりたいと存じます。(美郷町長 松田知己)