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交流人口拡大支援地域ならではのコンテンツの創出やインバウンド施策、まちづくりなどをサポートします。

岩手県(3か所)、秋田県、鹿児島県 計5か所

農村地域での短期地域研修
「JALふるさとワーキングホリデー2022」

  • 地域体験型研修

農山漁村の関係人口拡大に向けた「JAL農業留学2021」を拡充!
農業以外の産業実習や地域課題解決のお手伝いも。

取り組み背景・地域の課題

日本の各地では、高齢化や若者の都市部への流出による生産労働人口の減少により、地域産業の担い手不足や後継者不足が深刻化しています。一方、地域への移住をはじめ、都市と地域を往来する2拠点居住や、都市にいながら自らのスキルを課題解決に役立てる地域事業者との副業マッチングなど、都市部の方の地域への興味関心も高まっています。本事業では、地域での農業体験や地域産業体験はもちろん、郷土料理やアクティビティなどの地域体験を通じ、地域関係者との相互理解を深めた結果、地域と多様な形で関りを持ってもらい、地域への訪問が持続的に実現するようなスキーム作りを目指しています。
従来から、工芸品や名産品等の地域資源の利活用や農産物の海外販路開拓支援など、日本の農業・地域産業の発展に向けた取り組みを推進してきた日本航空では、農林水産省「農山漁村振興交付金(農山漁村関わり創出事業)」において就農と移住潜在層に対する研修事業を提案し、農山漁村の関係人口拡大に向けた研修事業を実施しています。

取り組み内容

首都圏在住者を中心に日本全国から参加者が集い、岩手県(3地区)、秋田県、鹿児島県の全5地区で研修を実施しました。事前にオンラインで研修を行い、地域や研修内容に関する理解を深めた後、地域で体験研修を行いました。地域での体験研修期間は2週間で、農作業や農産物を活用した加工品づくり、地域産業支援、地域課題の解決に向けたグループワークなどの研修を体験。加えて、美しく豊かな自然を生かしたアクティビティや、地域の農作物を使った郷土料理作りなどを通じ、地域に暮らす方との親交を深め、参加者には地域のファンやサポーターになっていただけるよう努めました。

実施地域・期間
  • 岩手県遠野市
    2022年8月22日(月)~9月4日(日)
  • 秋田県藤里町
    2023年2月5日(日)~2月18日(土)
  • 鹿児島県奄美大島大和村
    2023年2月12日(日)~2月25日(土)
  • 岩手県二戸市
    2023年2月19日(日)~3月4日(土)
  • 岩手県八幡平市
    2023年2月26日(日)~3月11日(土)

研修には5地域合計で約60名が参加。実施後のアンケートでは、「農作業するだけではなく、農家の方のお話もじっくり聞くことができました」「年齢や生まれてきた場所、バックグラウンドも異なる参加者たちが地元の方との交流を共に深めながら同じ時間を共有できました」「地域法人の活動内容や取り組みについて学んだり、地域のこれからをポジティブに考えることができました」「地域活性の課題という視点をもって参加できたことで、地域の一助となれたという体験価値を得ることができました」といった農業全体や、移住、地域との継続的な関わりについて意欲が高まったという回答が多くありました。また、実際に地域おこし協力隊に応募される方や、地域へ移住される方もいらっしゃり、一定の成果を得ることができました。

※2023年の応募はコチラ!

地域の声

秋田県藤里町 ふじさと元気塾 藤原氏

  • とてもいい事業だと思います。関係人口が増えれば地方の小さな農山村も元気になると思います。
    農業は日本の大事な問題であり、それを訴え続けることで理解してくれる人が増えるのではないでしょうか。農山村に目を向けてくれる人が増える可能性はあると思います。(秋田県藤里町:ふじさと元気塾)
  • 著名な観光地等を持たない地方自治体への関係人口の増加には魅力的なモノ、文化、人との交流などの経験による「なんらかのきっかけ」が必要である。そのためにはこういったある程度の期間滞在するプログラムは有効であると考えます。(岩手県二戸市:二戸地域雇用開発協会)