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地域産業支援商品開発やプロモーションなどで地域特産物の価値を高め、地場産業を盛り上げます。

北海道 函館市

北海道函館の“美味しい”を詰め込んだ、
「絵になる空弁」誕生

  • 6次産業化支援
  • プロモーション

函館の食を空港から発信し、コロナ禍で消費が減少した地元食材を応援!

取り組み背景・地域の課題

北海道の道南地区は、自然の恵みを受けた海と山の幸が豊富なグルメ観光地。特に函館市は国内外からの観光客で賑わう国際観光都市ですが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により観光客が減少し、地元産食材の消費拡大が1つの課題でした。そこで、地元の人たちが丹精込めてつくったおいしい農産物を活かし、その魅力を空港から発信したい!との想いから、函館の美味しさを詰め込んだ「空弁」の空港販売を企画。
食を通じた魅力発信と函館への再訪につなげようと、JALグループ函館空港スタッフが中心となり、オリジナルの「函館空弁」の開発に着手しました。

「絵になる空弁~函館からのお便り~」

※写真撮影時のみマスクを外しております。

取り組み

今回の「函館空弁」は、JAL社内ベンチャー「W-PIT*」の一員であり、地元の魅力を知り尽くした函館空港所スタッフの発案で推進。具材の中心は、北海道の駅弁として有名ないかめし阿部商店のイカと秘伝のタレで炊き込んだ「いかめし おにぎり」と、函館のブランドアスパラガス「海の神」とし、アスパラガスは、函館空港所スタッフが農業支援活動を行った函館つるの生産組合のもので、生産者の方々とのふれあいが縁で取り入れました。2つの具材を中心に、製造・販売を担う函館空港ビルデング(株)と共に何度も試作を行い、協力いただいたパートナーの方々の試食も重ねながら弁当内容を検討。七飯町のブランド牛「はこだて大沼牛」のステーキや、甘みが強い「インカのめざめ」のフライドポテトなど、すべて道内産にこだわった具材を詰め込んだ空弁が完成しました。
容器は環境への配慮とSDGsの取り組みとして、プラスチックではなく木製のエコウッド容器を使用し、メインのアスパラガスが美味しい時期のみの期間限定販売として、2021年7月1日から販売開始(函館空港にて9月末まで販売予定)。函館風景画家・大西翔氏のオリジナル絵葉書も添え、函館の思い出と共に、再び函館に訪れてほしいという想いを託しました。

*Wakuwakuをキーコンセプトに、異業種共創を通じて新たな価値創造に挑戦するJAL公認の社内ベンチャーチーム

販売開始イベントによる各メディアでの露出や函館線機内でのご当地アナウンスも奏功し、お客さまより多数お問い合わせをいただくと共に、JAL公式Facebookの投稿記事には数多くの"いいね"や、「函館に行きたい!」「食欲をそそるこだわりの味を感じるメニュー構成」「アスパラがおいしそう」など数多くのコメントをいただきました。空港ビルでの製造個数が決まっているため、限定個数の販売ですが、販売開始時間前から店頭にお並びいただくなど7月1日の販売開始以降ほぼ毎日午前中には完売しており、地元食材の消費拡大や知名度向上に一定の効果を得ています(7月末現)。

地域の声

空弁製作チームの皆さま
(左から)函館空港ビルデング 谷口様、いかめし阿部商店 今井様、アスパラ農家 大槻様、風景画家 大西様

JALスカイ札幌函館支店さまの企画・監修のもと、函館、道南、北海道の魅力ある食材を詰め込み、さらに初夏の函館をモチーフとした絵葉書付きとし想い出をお持ち帰りいただける「空弁」が出来上がりました。期間・数量限定となりますが、函館空港ビルデングで製造・販売している「絵になる空弁~函館からのお便り~」をぜひご賞味いただき、再び函館にお越しいただけましたら幸いです。(「絵になる空弁~函館からのお便り~」製作チーム)