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地域産業支援商品開発やプロモーションなどで地域特産物の価値を高め、地場産業を盛り上げます。

  • 鹿児島県垂水市、長崎県鷹島、福岡県
  • JALふるさとアンバサダー企画

九州の新鮮な魚をより多くの人へ!
福岡空港で「お魚マルシェ」開催

  • 販路・流通支援

空港での鮮魚定期販売を目指し、
福岡空港初となる店舗でのテスト販売を実施

取り組み背景・地域の課題

九州は、黒潮(日本海流)と暖流の対馬海流により良質なプランクトンが多く生息する豊かな漁場で知られており、水揚げされる鮮魚は食通をもうならせるほど美味しく、その地域ならではの新鮮な魚を食そうと多くの人が訪れます。一方で、鮮魚は保冷が難しく、九州の空港利用者がお土産にできるのは冷凍された魚で、流通における課題のひとつでした。そこで、「より多くの人に手軽に九州産鮮魚を味わっていただきたい」という想いから、九州地区のJALふるさとアンバサダーが中心となって九州産鮮魚を空港の店舗で定期的に購入できる仕組みを模索し、九州水産業の流通拡大に向けて取り組みを開始しました。

お魚マルシェ・アワーズ(福岡空港)

取り組み

当企画は、「JALふるさとアンバサダー」として九州の活性化に向けて活動する客室乗務員の発案により、各地の九州産鮮魚の空港店舗販売に向けて検討を開始しました。従前よりアジアへの貨物輸送で交流がある鹿児島県垂水市や当企画に賛同いただいた地域の方々と協働して推進。航空機を利用されるお客さまだけでなく、空港周辺の方々にも美味しい鮮魚を届けたいという想いから、手作りのご案内チラシを配布するなど関係者一丸となり、福岡空港初の店舗販売「お魚マルシェ・アワーズ」の具現化につなげました。
販売商品は、鹿児島県垂水市産の脂ののった養殖カンパチをはじめ、長崎県鷹島産の養殖冷凍本マグロ、長浜市場直送のブリや鯛などの鮮魚、地元特産品なども交えた品揃えで、JALグループ「BLUE SKY」にて開催(鮮魚は真空パック、保冷剤・保冷袋付き。2021年4月2日~4日)。企画者のふるさとアンバサダーは、自ら鮮魚市場への買い付けにも同行し、店頭に立って接客も担当。九州産鮮魚の美味しさを数多くの方々に発信しました。

テスト販売という形で実施した福岡空港初となる店舗での鮮魚販売では、用意した鮮魚はすべて完売。福岡空港利用者だけでなく、空港周辺にお住まいの数多くの方々にもご購入いただき、九州産ブランドのアピールや鮮魚の空港店舗での定期販売に向けて一定の成果を上げています。

コロナ禍で外食が制限されるなか、九州産の新鮮なお魚をお土産に持ち帰ってご家族で楽しんで頂きたいとの想いから今回の空港販売を企画しました。店名の「アワーズ」には水揚げ後数時間(hours)=新鮮という意味を込めています。お客さまからは「おもしろい」「こういう企画を待っていた」「次はいつ?」など、たくさんのお褒めの言葉を頂き十分な手ごたえを感じました。次は長期の出店を目指します。 (九州地区・JALふるさとアンバサダー 西村晴美)

JALふるさとアンバサダー

  • 店舗にて、垂水市・尾脇市長とJALふるさとアンバサダー

  • 早朝の長浜市場で買い付け

地域の声

今回の福岡空港での「お魚マルシェ」に、本市の誇る生産量日本一の養殖カンパチを九州の鮮魚として取り扱い頂き、心より感謝申し上げます。鮮魚販売の長期の出店が、新たな流通拡大への取り組みとなることを期待しております。これからもJALグループ様と連携することにより、垂水市で生産される食材の魅力を発信し、元気なまちづくりに繋げていきたいと考えております。
(垂水市長 尾脇雅弥)