- 宮城県
- JALふるさとアンバサダー企画
地域産業支援商品開発やプロモーションなどで地域特産物の価値を高め、地場産業を盛り上げます。
東北の花々を活かし、香りと華やかさで生活を潤す
- 商品開発・販売
コロナ禍で消費が減少した東北花きの需要喚起に向け、
手軽に花を楽しめる商品を企画・展示販売
取り組み背景・地域の課題
四季折々の広大な花畑が点在する東北では、夏季冷涼や昼夜の温暖差が大きい立地条件を活かした花き栽培が盛んで、国内有数の花き生産量を誇っています。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大の影響によりイベントや催事の中止が相次ぎ消費が減少。花きの消費拡大と認知向上を課題としていました。そこで、東北の花を応援したい!との想いから、東北地区JALふるさとアンバサダーが「東北のお花を飾ろうプロジェクト*」に参画。花き生産者の応援と需要喚起に向けた「フラワーリース」を企画し、商品化に向けて取り組みを開始しました。
*東北6県の花きPRや生産者支援を目的に、JA全農と㈱日比谷花壇が2020年8月に開始したプロジェクト
取り組み
今回の「フラワーリース」は、東北の活性化に向けて「JALふるさとアンバサダー」として活動する客室乗務員の発案によるもので、ステイホームが続く混沌としたなか、心の癒しや生活に潤いを取り入れながら、花への親しみを高めていただけるよう、手軽に楽しめる「フラワーリース」の商品化、展示販売を企画。リースは魔除けや幸福祈願、豊作祈願として贈り物にも良いとされており、「東北のお花を飾ろうプロジェクト」の一環としてJA全農、(株)日比谷花壇と連携し、具現化につなげました。
今回は「ハイブリッドチース」や「カスミソウ」など宮城県を中心とした東北の花々を花材とし、企画者のふるさとアンバサダー自らもデザインや制作に取り組み、日本の空と季節をイメージした壁掛けタイプを完成。また、フラワーリースの新たな楽しみ方の提案として、ドリンクスリーブにもなるブレスレットタイプ、アクセサリーにも使えるミニミニリースを商品化し、2021年7月末から仙台市内のJA全農直営店(エスパル仙台内「みのりカフェ」、「グリルみのる」)、日比谷花壇ホテルメトロポリタン仙台店において展示販売を開始しました(10月末まで販売予定)。クリスマスシーズンだけでなく、日常の生活に取り入れやすいフラワーリースの楽しみ方を提案し、東北の花き需要拡大に向けて継続的に取り組んでいます。
フラワーリースをカフェ店頭にディスプレイした展示販売を行ったことで、カフェご利用のお客さまに間近でアピールでき、手に取ったお客さまにそのままご購入いただくなど、販売に奏功しました。「ミニミニリース」「ブレスレットタイプ」など、さまざまな種類やサイズがあるため、お客さまからは「バッグのアクセサリーやカーテン止めにも使えて楽しめる」「お花の生産者さんも喜ばれる素敵な取り組み」「東北の応援もできて自分自身も癒される」などのお声をいただいており、フラワーリースを日常に取り入れる楽しみ方と共に、東北の花々のPRにもつながっています。
日本航空様との連携により、東北の花き生産者への応援と生活に花を飾る習慣の定着を願い、東北の花の魅力を活かしたフラワーリースが生まれました。空をテーマに取り入れ、ドライになりやすい花を使用しています。長く楽しんでいただけましたら嬉しいです。(JA全農 全農東北プロジェクト 阿部智恵、柳智仁)
たくさんの花を生産している東北の生産者とお客さまをつなぎたい…。終わりのない丸いリースにはそんな想いも込めております。さまざまな楽しみ方ができるように工夫し、3サイズを作りました。多様な生活スタイルに取り入れていただけると嬉しいです。(株式会社日比谷花壇 東北エリア 戸村理加、伊藤美紗子)
コロナ禍で消費が減少した東北の花きの需要を喚起し、東北の花の魅力を伝えたいという想いから今回のフラワーリースを企画しました。クリスマスに飾るイメージが強いリースですが、永遠を象徴するもの、永遠に変わらない愛という意味も込められています。ステイホームの中で香りと華やかさで癒しを、また大切な方へのプレゼントとして贈っていただくことで東北の花の魅力を感じていただきいと思っております。今後もふるさと東北の魅力を発信し、地域活性化につなげてまいります。(東北地区・JALふるさとアンバサダー 生川咲)