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地域産業支援商品開発やプロモーションなどで地域特産物の価値を高め、地場産業を盛り上げます。

  • 大分県佐伯市
  • JALふるさとアンバサダー企画

大分県佐伯市から「とびたてスナッツ」デビュー!

  • 商品開発・販売

桜の名所、千本桜の間伐材を使って、
豊かな香りが楽しめる燻製ナッツを社会福祉法人さまと共に商品化

取り組み背景・地域の課題

大分県佐伯市は、九州の市として面積が一番広く、豊かな豊後水道で育まれた海の幸や、サイクリングに適したルート、歴史ある城下町などの魅力に溢れた地域です。本匠の岩屋地区は、春になると里山が一面の桜で覆われ、3月の終わりごろには桜と一緒に麓の田んぼ一面に咲く菜の花を楽しめ、ピンク、黄色、緑の自然が織りなすコントラストは春の心がワクワクする気持ちを表すようです。桜の木々は、地域の方々によって毎年大切に手入されており、「岩屋の千本桜」は桜の名所として観光スポットにもなっています。
この地域で手入れの際に、廃棄される千本桜の間伐材を活用しようと、「社会福祉法人希望の森 太陽農園」が運営する「燻製屋 燻々kunkun」さまと燻製ナッツの商品化に取り組みました。「燻製屋 燻々kunkun」さまでは、ナッツやチーズ、卵などさまざまな燻製商品を生産・販売し、厳しい食品衛生条件の下、スタッフの皆さまが独自の燻製方法で一つ一つの商品を丁寧に作っています。
間伐材を無駄にせず有効活用するSDGs目標の達成に貢献し、さらに「障がいがあってもなくても人生を楽しめる環境づくり」を目指した誰もが心豊かに暮らせる姿勢に共感し、「とびたてスナッツ」の商品化企画がスタートしました。

取り組み

商品化にあたり、私が「燻製屋 燻々kunkun」の企画会議や定例会議にも参加してアイディアを提案する他、風味の確認やパッケージデザインの意見交換を行いました。

何度も味の調整を重ねた結果、大分県産のかぼすとスモークチーズを掛け合わせ、さっぱりとしながらもクリーミーな味わいの「かぼす×スモークチーズ」味が完成しました。ちょっとした贈り物や旅のお供に、ぜひ手にしていただきたい商品です。また2024年1月には新たに「からしマヨ×スモークチーズ」も完成しました。

いずれも、「燻製屋 燻々kunkun」のホームページや、大分空港国内線ターミナル2階にある「空の駅 旅人」などで販売しています。商品名「とびたてスナッツ」は燻製の豊かな香りにのせて大分から全国へ「とびたてますように」との願いが込められています。大分旅行のお土産にいかがでしょうか?

発売後は、たくさんの方に商品を知っていただき、また、この取り組みを知っていただく機会につながり、大変ご好評いただいております。何よりスタッフの皆さまのお仕事に対するモチベーションアップにつながっていると太陽農園様よりお声をいただきました。こうしたお声からも地域の経済活性化にも貢献できていると実感しております。今後もスタッフの皆さまと協力して、手にした方が笑顔になる商品の考案や桜の木々の保全につながる活動などを継続して行ってまいります。

私自身も県内の小売店で商品を目にする機会も増え、「『とびたてスナッツ』おススメです」とお店の方に声をかけていただいた時には大変嬉しくなり、企画に携われたことに感謝しております。「とびたてスナッツ」を知っていただくことで、SDGsや、誰もが平等に人生を楽しめる環境づくりの取り組みを多くの方に届け、自然の魅力が満載の佐伯市に訪れる方が増えると嬉しいです。
(大分地区・JALふるさとアンバサダー 藤 良子)

JALふるさとアンバサダー

地域の声

太陽農園 燻製屋 燻々 代表 柴田徹也

自然に恵まれた大分県佐伯市にある太陽農園では7年前より障がいのある方々と一緒に燻製製品の開発を行ってまいりました。「障がいがあってもなくても人生は楽しめる」を施設のテーマに掲げ、本気の製品づくりに取り組んでいます。我が社の製品をJALふるさとアンバサダーの方に偶然食べていただいたことをきっかけとして商品化のご縁につながりました。企画会議の段階から「ワクワク」が溢れ出し、たくさんのアイディアが飛び出しました。ふるさとである大分の魅力をどうすれば伝えることができるのか?1年半の試行錯誤を重ね、皆んなの思いを込めた「とびたてスナッツ」が完成しました。温かいサポートをしていただいた日本航空の皆さまとのご縁に感謝しながら佐伯市の活性化につなげていきたいです。