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北海道 阿寒湖温泉

最高のおもてなしで感動を!阿寒湖パロコロスタイル

  • 教育・人材育成
  • まちづくり

地域に暮らす人たちがひとつとなり、
最高のホスピタリティを発揮するために―ワークショップ開催

行動指針アプリ「阿寒湖パロコロスタイル」

取り組み背景・地域の課題

ひがし北海道の中心的な観光地域である阿寒湖温泉では、通過型から滞在型の観光地としてリピーターや外国人旅行者増を目指すなか、地域力を磨き、阿寒湖温泉の未来を築いていく観光人財育成を課題のひとつとしていました。

取り組み

地域に暮らす一人ひとりが、雄弁に阿寒湖の魅力を語れることを目指し、最高のホスピタリティを発揮したい!―。釧路市「観光立国ショーケース」成功に向けたシンポジウムの開催などで釧路市を応援するJALは、阿寒湖温泉のまちづくりに取り組むその熱い想いに共感し、釧路市や阿寒観光協会まちづくり推進機構と共に、コミュニケーション活動「阿寒湖パロコロ運動」の一環となるプロジェクトを開始しました。

JAL客室乗務員をファシリテーターに、地域の接客リーダー層を対象としたワークショップ研修を1か月半にわたり複数回開催。6チームに分れ、それぞれが仲間や仲間の仕事を知り、阿寒湖温泉の強みは何か、来訪したお客さまに感動してもらえるものは何か、阿寒湖温泉らしさとは何かなどを話し合い、課題解決にむけて取り組みました。
そして、このワークショップの成果をもとに、この地域に暮らす全員が「阿寒湖の達人」となるための行動指針「阿寒湖パロコロスタイル」を策定。地域の人たちがいつでも閲覧できるよう、アプリ「パロコロスタイル」も制作しました。(実施期間:2017年11月~2018年3月)

釧路シンポジウム

ワークショップに参加した全員が仲間や地元を見つめ直す機会となり、行政とホテル・土産店・飲食店などの垣根を超え、全員がベクトルを合わせ、阿寒湖温泉をより良くしたいという地域の一体感の醸成につながりました。いつでもすぐに手元で確認できる行動指針アプリは、観光客とのコミュニケーション力の向上と、まちづくりに生かされています。

地域の声

このワークショップでは、阿寒湖のまちづくりを担うさまざまな人たちが「阿寒湖らしさ」について議論を重ね、自らの魅力を深く理解し、お互いに共有し、ほかの観光地と何が違うかに気を配ることが大切だと学びました。この経験を活かし、まちの人たちが自らの言葉で魅力を語り、お客さまを感動させる「阿寒湖の達人」になれればと願っています。今後も日本航空の皆さまと連携できれば有り難いです。(NPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構 福井圭子)