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北海道 釧路市

「観光立国ショーケース」実現を目指して―。
「釧路シンポジウム」

  • インバウンド

訪日外国人旅行者を地方に呼び込むためには―。
地域の一体感醸成に向けたシンポジウム開催

デービッド・アトキンソン氏(小西美術工芸社 社長)

取り組み背景・地域の課題

訪日外国人旅行者の地方誘致のモデルケースを形成する、政府の「観光立国ショーケース」に選定されている釧路市は、阿寒湖温泉を中心とした観光戦略2020年目標を掲げ、観光資源の磨き上げ、受け入れ環境の整備、海外への情報発信など、目標達成に向けて、地域住民の一人ひとりが参画して活動していくまちづくりを目指していました。

取り組み

訪日外国人旅行者の地方誘致に向け、航空輸送を担うJALは、ひがし北海道の観光振興を応援すると共に、釧路市の「観光立国ショーケース」成功の応援として、釧路市とJALの共催で、有識者たちによるシンポジウムを開催。
第1回は、釧路市と東京の2拠点をつないだ意見交換会。6年ぶりに釧路市店の営業を再開した2017年5月には、観光振興への提言を続けるデービッド・アトキンソン氏の現地視察を伴った、2回目のシンポジウムを釧路市で開催し、アトキンソン氏による基調講演、釧路市蝦名市長ほか地元有識者を交えたパネルディスカッションの2部構成で実施しました。

〔シンポジウムレポート〕

2017年5月

2016年7月

釧路市で開催したシンポジウムには、地元の観光関係者など約250名が参加。地方におけるインバウンド戦略など、アトキンソン氏の基調講演や現地視察による指摘は、参加者に多くの示唆を与え、終了後のアンケートでは6割強が「まちづくりへの参加意識」を強め、シンポジウムの満足度は9割を超えました。「観光立国ショーケース」の中心となる阿寒湖温泉では、地域一丸となって取り組むための基盤構築として、観光人財育成のワークショップ開催にもつながっています。

阿寒湖パロコロスタイル

地域の声

本シンポジウムを通じて、「地域一丸で取り組むことの重要性」を地域住民の皆さまと共に再確認することができました。今後も、釧路の食・大自然・アイヌ文化をはじめとした魅力を世界へ発信するため、観光産業関係事業者と連携して、釧路市が多くの訪日外国人旅行者に選ばれるために世界第一級の観光地域づくりを進めていきたいと思います。日本航空様ともこれまでさまざまな観光施策に取り組んでおり、今後も日本と世界を結ぶ航空会社として「新JAPAN PROJECT」の推進にご尽力いただきたいと思います。
(釧路市産業振興部 観光振興担当部長 吉田英樹)