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交流人口拡大支援地域ならではのコンテンツの創出やインバウンド施策、まちづくりなどをサポートします。

岩手県・秋田県・宮城県・長崎県(4県5市町)

農山漁村滞在型
短期地域研修「JAL農業留学2021」

  • 地域体験型研修

就農と地方移住を目指す方を応援!
農山漁村の関係人口増に向けた交流機会創出

取り組み背景・地域の課題

日本の農山漁村では、主力産業の担い手の高齢化や若年層の都市部流出による生産人口の減少が顕著で、さまざまな課題を抱えています。特に、地域産業の担い手確保は喫緊の重要課題のため、地域生活を体験することで、その地域を好きになり、再訪する機会が増え、移住にもつながる関係人口拡大施策が必要と考えました。従来から地域の6次産業化支援や農産物の海外販路開拓支援など、日本の農業発展に向けた取り組みを推進してきた日本航空では、農林水産省「農山漁村振興交付金採択事業(地域活性化対策・人材発掘事業)」において就農と移住潜在層に対する研修事業を提案。2021年5月に採択を受け、農山漁村の関係人口拡大に向けた研修事業を実施しました。

取り組み・成果

「JAL農業留学2021」と題した短期農業研修は、自宅での事前研修(座学)と地域での体験研修(実習)のハイブリッド型研修となっています。実施研修は2週間の滞在型で、農作業ほか地域の魅力的なコンテンツに触れ、農業従事者やその地域に暮らす人々との交流など、地域暮らしを実体験できるプログラムとしました。
首都圏在住者を対象に、第一期募集は東北4地域、第二期募集は九州の2地域で参加者を募集。新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置の適用などにより、研修実施の延期や一部中止も余儀なくされましたが、(株)百戦錬磨、受け入れ先地域の自治体協力のもと、最終的に5地域で実施しました。いずれの地域も多様な農業実習に加え、農泊や6次産業化など地域における新しいビジネスの取り組みを学ぶなど、地域暮らしの魅力を体験していただきました。

開催日・開催期間
  • 岩手県遠野市
    2021年10月3日(日)~ 10月16日(土)
  • 秋田県藤里町
    2021年10月10日(日)~ 10月23日(土)
  • 宮城県蔵王町
    2021年10月31日(日)~ 11月13日(土)
  • 岩手県八幡平市
    2022年1月16日(日)~ 1月29日(土)
  • 長崎県平戸市
    2022年3月6日(日)~ 3月19日(土)

※政府の新型コロナウイルス感染症対策ガイドラインに沿って開催しています。

※鹿児島県奄美大島大和村 2022年2月13日(日)~ 2月26日(土)は中止

2021年度開催案内・各地の研修内容

研修には5地域合計で約80名が参加。実施後のアンケートでは、「いわゆる観光農業体験ではなく、就農の成功例とともに地域農業の難しさも教えていただきました」「リアルに農業に触れられた気がします」「毎日が充実し、2週間の経験で今後のビジョンがはっきりと見え始めました」といった、就農、移住への意欲の高まりがみられました。また、実際に研修地域への移住、就農に向けて行動を起こす参加者も出ており、一定の成果を得られました。

日本航空では、今後も農山漁村と都市部の人たちとの交流機会を創出し、継続的な関係人口拡大につなげる仕組みを構築していくために、農林水産省「令和4年度農山漁村振興交付金(地域活性化対策・農山漁村関わり創出事業)」の公募において、「JAL農業留学」の継続的な実施、および新たな人流創出(人材マッチング)事業を提案し、2022年4月に採択を受けました。2022年度の事業では、前年に実施した研修事業での課題をふまえ、地域課題解決の一助になるような取り組みを進めてまいります。
※2022年度の現地研修については当ホームページにて改めてご案内します。

(2022年5月末・現)

  • 岩手県遠野市
    露地栽培研修(里芋収穫)

  • 岩手県遠野市
    地域交流「神楽見学」

  • 秋田県藤里町
    イワナ養殖視察

  • 秋田県藤里町
    6次産業化研修(羊毛フェルト)

  • 宮城県蔵王町
    林業研修

  • 宮城県蔵王町
    稲作天日干し研修

  • 岩手県八幡平市
    スマートファーム研修(播種)

  • 岩手県八幡平市
    スノーシュー体験

  • 長崎県平戸市
    漁業研修

  • 長崎県平戸市
    ハウス栽培研修(いちご)